宝くじは貧乏人に課せられた税金
こんにちは、はや(@haya_investor)です。
皆さん、年末ジャンボやロト7などの宝くじはご存知だと思います。
私は宝くじの購入は辞めたほうが良いと思うのでその理由について解説していきます。
宝くじとは
宝くじの正式名称は「当せん金付証票」といいます。
宝くじは江戸時代初期に(大阪府の)箕面山龍安寺で、正月の元旦から7日までに参拝した人が自分の名前を書いた木札を唐びつの中に入れて7日に寺僧がキリで3回突き、その3人の当せん者に福運のお守りを捧げたのが始まりとなっています。
なぜ宝くじの当選金は非課税なのか
パチンコや競馬では多額の利益を出した際は確定申告をして税金を収めなければいけません。
しかし日本の宝くじは当選しても税金が発生しません。
それはなぜでしょう?
実は買った時点で税金が引かれているからです。
当選者から多額の税金を取るより広く浅く取るほうが税収も増えるのでその方式になっています。
なぜ宝くじを買うに値しないのか
宝くじを買わない理由は2つあります。
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還元率が低い
還元率とは胴元がもらう寺銭を抜いた時の返金率になります。
還元率が100%だと1万円賭けて1万円返ってくる可能性があるということです。(必ず勝つと言うわけでありません。)
宝くじの還元率は他のギャンブルに比べて圧倒的に低い数値となっています。
宝くじ一枚あたり300円しますよね。そうすると300円×54%=162円
つまり宝くじ1枚に買った時点で162円損していることになります。
わかりやすく宝くじを1万円分買ったとすると5400円が胴元に取られていることになるのです。
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確率が低い
還元率が低くても当選確率が高ければする価値はあると思います。
しかし宝くじは当選確率も圧倒的に低いものになっています。
1等 7億円 2000万分の1
2等 1000万円 2000万分の3
3等 100万 20万分の1
4等 10万円 5000分の1
5等 10000円 1000分の1
6等 3000円 100分の1
7等 300円 10分の1
数値だけだとわかりづらいと思うのでわかりやすく例にすると1等当選と同等の確率は
- 自動車に轢かれて600回死ぬ確率
- 東京ドーム4個に宝くじを敷き詰めてその中の1枚の当たりを引き当てる
- 雷に2回打たれる
- サイコロを振って10回連続1が出る
と同じ確率になります。
ということはそう簡単には当たらないということです。それでも皆さんは宝くじを買い続けますか?
またキャリーオーバーが出ているということは前回当選者が出ていないということですよ。
また、人はあまり発生確率が高くないことについては、実際の確率よりも高い確率で起こるように感じ、逆にかなりの確率で起こることに関しては、それほど高い確率とは感じないという論文もあります
この考えを知った上で今後宝くじを買うか検討してみてください。
寺銭(宝くじの収益)はどう利用されているのか
宝くじからの収益の約40%は地方自治体への税金として利用されています。
つまりその宝くじを買った自治体に住民税を払っていることになるのです。
サラリーマンの方は法定控除が多く手取りが少ないという方をよく聞きますが、そんな人に限って宝くじを大量に買って税金を収めています。
本来払う必要のない税金を喜んで払っているのでいつまでたってもお金が貯まらないのです。
宝くじを買わずに投資をしたら
宝くじを毎年1万円30年間買い続けたら 1万円×46%×30年=13.8万円になりますが
その分を毎年1万円投資すると下記のようになります。
※833円にしたのは1万円を12ヶ月で割ったためです。
30万円が30年後14万円になるか83万円になるか皆さんはどちらを選びますか?
もちろん83万円になった方がうれしいですよね。
宝くじは減る確率の方が高い、投資は増える確率の方が高いので宝くじを買うお金で投資をしてみましょう。
まとめ
- 宝くじは99%増えない(1%の確率でトントン)
- 宝くじの約50%は住民税
- 宝くじを買う=税金の納付
- 宝くじを買うならそのお金で投資をしよう