fx自動売買のトラリピとは?
こんにちは、はや(@haya_investor)です。
今回は最近流行りのfx自動売買のトラリピについて説明します。
トラリピとは
トラリピとはマネースクエアジャパンが提供するfxの自動発注機の事です。
トラリピは、トラップ・リピート・イフダンの略でそれぞれの意味としては
- トラップ・・・罠を仕掛ける
- リピート・・・繰り返す
- イフダン・・・イフダン注文の事、新規注文と決済注文を同時に発注する事 例:ドル円を100円で買って101円で売る
設定した幅の中でイフダン注文を繰り返すシステムとなります。
トラリピを動画で解説
マネースクウェアから90秒でトラリピの紹介をしているので時間がある方は一回ご覧ください。
トラリピの仕組み
トラリピの仕組みは文章だけでもあまりイメージできないと思うので画像をみてください。
買った価格よりも高くなるまで持ち続けて高くなったら売るという仕組みです。
なので理論的には勝率は100%になります。
レンジが下がっていくと買いポジションが増えて含み損がいきますが、レンジが上がっていくと買いポジションが決済されて含み損が減って、確定利益が増えていきます。
これを永遠に繰り返すことがトラリピです。
リスク管理も簡単トラリピ運用試算表
トラリピは他のfxの自動売買ツールに比べリスクが数値化出来、リスク管理がしやすくなっています。
例でドル円のトラリピ設定の運用試算表を見てみましょう。
この図だとトラリピの設定を90円〜100の幅で売買するように設定しています。
この場合、
①0.2円間隔で100円から90円までポジションを取っていって
②一回も利益が出ずに79.19円(東京15時ロスカット)まで下がったらロスカットになります。
しかし79円まで下がるまでには利益が出るはずなので利益が出た場合のロスカットレートを見ていきます。
では、79円までに下がるまでに15万円の利益が出たとします。
ロスカットレートが75.6円に下がりましたね。
今後利益が出てロスカットレートが下がることを見据えて設定を組むやり方もあります。
もう一つの例を挙げてみましょう。設定するときの価格によってもロスカットレートが変わっていくのでその点も紹介したいと思います。
もし現段階でドル円が97円だった場合そのまま一回も上がらず下がり続けるとします。
その場合は79円でロスカットだと思いますよね?
それが違うので画像と一緒に説明したいと思います。
あれ?ロスカットレートが68.5円になっていますね。それは97.2〜100円のポジションを持っていないからなんです。
なのでトラリピを始めるときの価格もロスカットレートに影響が出ることを覚えておいてください。
トラリピのメリット
- 常に相場を見なくても良い
トラリピは設定したら基本することはありません。
狭い範囲で設定する場合は月1回ほど設定を変えていく必要がありますが広く設定する場合は1年以上ほったらかしでも利益を重ねていけるので本業が忙しいサラリーマンでも運用出来ます。
- 決済トレールがある
トラリピには他のfx自動売買ツールには無い決済トレールがあります。
決済トレールはトレンド(上がり続ける、下がり続ける)時に利益を最大化させるツールになります。
マネースクウェアからわかりやすく仕組みが説明されているので下記のリンクを参考にしてください。
トラリピのデメリット
- 資金がある程度無いといけない
トラリピは性質上ナンピン買い、売りをしていくのでどうしても資金が多く必要になっていきます。(他のfx自動売買も同じです。)
例として100万円用意した場合と50万円用意した場合を比較してみます。
ロスカットレートがが10円も違いますね。この場合100万円あれば85円になってもロスカットされませんが50万円だとロスカットされてしまいます。
また50万円で79円まで耐えられる設定にすると以下のようになります。
トラップ幅が0.2円から0.4円になったので利益が半分に減ることになっています。
しかし運用予定額が半分になっているので利益が半分になっても利率はほぼ同じになります。
上記の100万円の設定を50万円にすると利益率は2倍になりますがリスクも2倍になります。
なので利益が欲しい場合はそれ相応のリスクを取っていることを理解してください。
トラリピのまとめ
- ほったらかしで運用ができる
- 確定利益が増えていく(含み益は厳密には利益ではありません)
- リスク管理がし易い
- 資金がある程度必要
- チャート分析をしなくて良いので初心者でも始めやすい
- 完全ほったらかしではないので知識が増えていく
- コツコツ増やすので1年で2倍にするには向かない