投資が怖い人は節税から始めよう!
こんにちは、はや(@haya_investor)です。
投資ネタの投稿をよくしていますがお金が減るのが怖いという方は始められないと思います。
そこで投資を始める前にサラリーマンでも出来る節税について解説していきます。
※今回は節税をメインとしているため保険の保障内容は考慮していません。
節税とは
節税とは税金を払い過ぎ無いようにすることです。節税には2種類あり
- 経費 ある事をするのに必要な費用
- 控除 ある金額から一定の金額を差し引くこと
があります。
今回はこのうちの控除を利用した節税方法になります。
どんな控除があるの?
控除にはどんな種類があるか、それは何をしたら良いか紹介します。
- 所得控除 iDeCo(マッチング拠出)
- 寄付金控除 ふるさと納税
- 配偶者控除 配偶者がいること
- 扶養控除 配偶者以外の親族がいること
- 医療費控除 年間10万円以上医療費がかかった場合
- 生命保険控除 生命保険、個人年金、医療保険等に加入
今回はこの生命保険控除を利用した節税を行いたいと思います。
生命保険控除とは
生命保険控除とは生命保険などの保険料の一定額を所得税、住民税から控除される制度です。
生命保険控除は3種類あり
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一般生命保険料控除
終身保険、定期保険、学資保険など
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介護医療保険料控除
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個人年金保険料控除
「個人年金保険料税制適格特約」が付加された個人年金保険 があります。
どの保険料控除を活用すればよいか
私は一般生命保険料控除と個人年金保険料控除を活用しています。
しかし掛け金を多くしすぎると貯金が拘束される、控除利回りが悪くなるため最大でも各保険1ヶ月あたり1万円以内にすることです。
一般生命保険料控除にはじぶんの積立を活用します。
個人年金保険料控除にはライフロードを活用します。
じぶんの積立とは
明治安田生命から販売されている商品です。特徴としては
- 返戻率がいつ解約しても100%
- 月5000円から積み立てられる
- 一般生命保険料控除が使える
- 5年間払い込みの10年満期で103%の満期返戻金
があります。つまり定期貯金で生命保険料控除が使えると思ってもらえれば良いです。
保険としての役割は弱いので定期貯金として使用するほうが良いでしょう。
こちらの商品はドアノック商品(利益は出ないけれど他の商品を勧めるきっかけになる商品)なので他の保険の勧誘をされたら必ず断るようにしましょう。
もし手厚い生命保険が必要な場合は他の掛け捨ての生命保険の加入をおすすめします。
ライフロード
JA共済から販売されている商品です。特徴としては
- 利率が変動するだけなので年金受け取り時の元本割れがない
- 契約11年目以降は解約しても返戻率100%以上
- 月々3000円からと少額から掛け金をかけられる
- 個人年金保険料税制適格特約が付加できる
があります。月々3000円から1000円単位で掛け金を決められるため控除範囲内で保険を掛けることが出来ます。年金受取金額の最低額は契約した時点で決まっているのでそれ以上もらえる年金額が減ることはありません。
どれくらい節税になるか
それぞれの控除額は最大8万円です。なのでじぶんの積立は月1万円、ライフロードは月7000円でシュミレーションしてみます。
それぞれ年間8万円以上払い込んでいるので控除額はそれぞれ
- 所得税・・・40000円
- 住民税・・・28000円になります。
所得税率は課税所得により変わってきますので5〜20%で計算します。
住民税は課税所得に関係なく一律10%になります。
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課税所得が5%の場合
40000×5%+28000×10%=4800円 2種類の生命保険料控除が対象になるので1年あたり9600円の節税になります。
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課税所得が10%の場合
40000×10%+28000×10%=6800円 2種類の生命保険料控除が対象になるので1年あたり13600円の節税になります。
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課税所得が20%の場合
40000×20%+28000×10%=10800円 2種類の生命保険料控除が対象になるので1年あたり21600円の節税になります。
合計の利回りは?
掛け金が月1万7000円×12ヶ月=204000円
課税所得5%・・・9600円÷204000円=4.7%
課税所得10%・・・13600円÷204000円×100=6.6%
課税所得20%・・・21600円÷204000円×100=10.5%
その年の掛け金にしか控除が使えないので単利計算になりますが
10年払い込むとそれだけで96000円〜216000円の節税が出来ます。
お金が拘束されるので定期貯金の一部を保険に回したりして生活費には手を付けないようにしましょう。
まとめ
- 生命保険料控除を利用した節税もあります。
- しかし資産形成には不向きなので投資を始める前の入門としておすすめ。
- 特に個人年金はお金の拘束時間が長いため当分使用しないお金だけにしましょう。
- 資産形成が目的ではないので資産形成は他の投資商品で行いましょう。