iDeCoが出来なくてもマッチング拠出がある
こんにちは、はや(@haya_investor)です。
最近サラリーマンの節税としてiDeCoが流行っています。
しかし、そのiDeCoが出来ない人がいます。
それは企業型確定拠出年金でマッチング拠出という仕組みを導入している会社に勤めている方です。
そのマッチング拠出について解説していきたいと思います。
確定拠出年金とは
確定拠出年金とは数ある年金の中の1つになります。
日本の年金は3階建てと言われており1階が公的年金、2階がサラリーマンが加入していいる厚生年金、そして3階部分が確定拠出年金や企業年金になります。
他の年金との最大の違いは掛け金を自分で運用することです。
月々の上限が決まっており自営業の方は月68000円、会社員の方は月27500〜55000円、公務員の方は月12000円になっています。
特徴としては
- 掛け金が所得控除になり非課税になる。
- 運用益(運用で出た利益)が非課税。
- 他の年金同様受け取り時に控除を受けられる。
上記の特徴があります。
個人型と企業型の違いは
個人型
- 自分で掛け金を決めて、自分で拠出する。
- 掛け金が全額所得控除になるので確定申告、年末調整の時に税金の還付が受けられる。
企業型
- 企業が掛け金を決めて、企業が拠出する。(加入者負担なし)
- 加入者は掛け金を自分で出していないので所得控除が受けられない。
マッチング拠出とは
マッチング拠出は企業型確定拠出年金に新しく付いた制度で、加入者も掛け金を出すことが出来るようになる制度です。
イメージはこちらになります。
特徴としては
- 企業側の掛け金以上の掛け金を掛けられない
例:上限が月27500円に対して企業側が3000円の掛け金だと加入者は最大3000円までしか掛け金が掛けられない。(企業側より多く掛け金を掛けられない)
例:上限が月27500円に対して企業側が20000円の掛け金だと加入者は最大7500円までしか掛け金が掛けられない。(月の上限を超えて掛け金を掛けられない)
- 金融機関の選択が出来ない
- 掛け金が非課税になる
- 60歳まで引き出せない
iDeCoと比べてマッチング拠出のメリット・デメリットは
iDeCoと比べた場合のマッチング拠出はメリットが1つデメリットが2つあります。
メリット:手数料が会社負担
iDeCoの場合、加入時に2777円、また月々の運用管理費に最低167円かかります。
この手数料は毎月かかるのでこのメリットは大きいと思います。
デメリット:会社の掛け金が少ないと掛け金が多く掛けられない
こちらは企業側が掛け金を上げてくれないとどうしようもないので掛け金が今後増えていかないようならiDeCoに加入するのもアリだと思います。(選択できたらですが、、)
:金融機関を自分で選択できない。
証券会社によって扱っている商品が違ってきます。マッチング拠出をしようとしても運用したい商品がなければ意味がないですよね。その点ではiDeCoの方が良いですね。
まとめ
- マッチング拠出は手数料がかからない
- 企業側からの掛け金もあるので自分で掛けた分より多く年金が貰える
- 所得控除により節税が出来る
- 所得控除は住宅ローンやふるさと納税でも使えるのでケースバイケースで控除を活用しよう
- 60歳まで引き出せないので掛け金の掛けすぎに注意