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株主優待投資をしない理由

こんにちは、はや(@haya_investor)です。 

 私は現在、投資信託や米国株ETF、FX、CFDなど色々な投資を試しながら実践しています。

しかし、現時点では株主優待投資をしていません。

今回は私が株主優待投資をしない理由について解説していきます。

株主優待投資を始めようか迷っている人は私の意見を参考にしてみてください。

 株主優待とは

株主優待は株主に対してのリターンの一つになります。

その会社の株を保有している人に対して年2回または1回、株主優待券として配布されます。

株主優待にはクオカードなどの利便性の良いものや自社商品の割引券などがあります。

 

メリット

  • 非課税

私が思う株主優待の一番のメリットがこれになります。

配当金の場合は税金が約20%引かれることになります。(配当金5000円の場合は手残り4000円)

しかし、株主優待には税金が掛からないので配当金よりも税金分の20%得したことになります。

企業側に関しても株主優待は経費になるため、節税対策にもなるのです。

 

  • 利回りが高い(傾向がある)

日経平均株価採用銘柄の平均配当利回りは約2%です。

株主優待投資ではこの平均2%の配当金プラスα株主優待券が獲得できます。

その為、配当金+優待券の実質利回りが高くなります。

ヴィレッジヴァンガードの株で見てみましょう

現在の株価は950円になります。すると1単元9万5000円で購入できます。

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そして配当金が1株あたりが14円なので1年当り1400円の配当金を得ることが出来ます。

これだけでは利回りが1.47%なので、魅力的ではないですが、株主優待券が1万円分の買い物券が貰えるので実質利回りが12%になります。

利回り10%超えの投資商品はなかなか無いのでその点に関しては魅力的ですね。

 

  • 長期保有で優待内容が良くなる

企業は株主に株を長期保有してもらうために保有年数によって株主優待の内容を良くしています。

日本取引所グループ株主優待保有年数が長くなるに連れてクオカードの貰える金額が増えていきます。

株を売らずに長期保有する人にはお得な制度ですね。

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何故株主優待投資をしないのか

私が株主優待投資をしない理由は3つあります。

欲しいものがない

株主優待は自社商品のお買い物券やクオカードが多いです。

お買い物券やクオカードは商品や食品などの物の購入にしか使えません。

クオカードの場合はまだマシですが、現金に比べて流動性が低いです。

いくら優待券が良くても利用しないお店なら意味がないですよね。

私は物欲が少ないので、優待券よりも配当を多く出してくれる方が嬉しいです。

 

優待が改悪された時

株主優待投資は、株主優待のために投資している人が多くいます。

その株主優待が改悪されて優待のために投資していた人が売り出したら、一気に株価が下がります。

これは配当の減配にも言えますが、基本的に減配よりも優待廃止の方が先に行われます。(例外ですかいらーくがありますが)

すかいらーくホールディングス【3197】、今期税引き前は3%減益、19円減配へ | 決算速報 - 株探ニュース

優待廃止の方が先に行われる理由は外国人投資家にあります。

現在、日本株の外国人投資家の比率は約30%と言われています。

株主優待は日本にいないと貰えませんし、ETFでも貰うことが出来ません。

しかし日本にいなくても、ETFでも配当金は貰えます。

優待廃止は外国人投資家にとって関係がないので、株価が下がるリスクが少ないですが、減配になると、売り出されて株価が急落する可能性があります。

そのため配当金より株主優待の方が改悪されるリスクが高いと考えています。

 

優待に縛られる

株主優待を貰うと優待を使うために生活が縛られてしまいます。

今日は特別行きたくないお店でも優待が今日までだからという理由で行動範囲を狭めてしまう生活になっています。

株主優待投資で有名な桐谷さんも楽しそうですが、優待に縛られている感じがして私は羨ましいと思いません。

また、優待を使わなければと考えることでストレスになっていては元も子もないですからね。

 

分散したら良いと言われているが

優待改悪の被害を少なくするために分散投資をしたら良いと言われていますが、分散すると欲しくない優待を貰うことになりますし、分散するお金があれば他にもっと利回りの良い投資商品に投資すれば良いと思います。

分散しすぎて優待券が期限切れになったら、お金を捨てているのと同じことになるので私は我慢できません。

忘れて期限切れになるくらいなら、税金を引かれてでも配当金で現金を貰った方が心理的には安心すると考えています。

 

トータルで考える

全ての人が株主優待投資に向いていないというわけではありません。

例えばイオンの株主優待はイオンで買い物をすると保有株数に応じてキャッシュバックがあります。

前からイオンを利用されていた方は、キャッシュバックの恩恵を受けますが、イオンをあまり利用しない方はあまりメリットがありません。 

結局は株主優待を利用してトータルでプラスになるのなら良いですし、ならないのなら、その資金で優待の無い高配当株に投資して配当金を貰ったほうが賢明です。

 

まとめ

株主優待投資はよく利用しているお店なら良いですが、優待を活用するためにひとつのお店に絞ろうとしても上手く続きませんし、生活の幅を狭めてしまいます。

投資は利益を得るためにするものなので、トータルで得するか損するか判断して株主優待投資をしてください。

私も生活が変わったら、もしかしたら株主優待投資をするかもしれませんが、保有数は片手に収まる量しか持たないと思います。