お金を貯めるには参照点を固定しよう
こんにちは、はや(@haya_investor)です。
貯金しようにもお金が貯まらないと悩んでいませんか?
来年は昇給するから生活が楽になると思ったら毎年家計がかつかつという経験の方が多いと思います。
その理由はお金の参照点が変わっているからなんです。
そこで今回はお金の参照点について学んで、お金が貯まらない理屈を理解していってください。
参照点とは
参照点はリファレンスポイントとも呼ばれています。
簡単に言えばその時の基準によって変わる点になります。
例えば部屋の温度が20℃設定になっているとします。
今日が真夏日で外が35℃を超えている場合、部屋に入ると涼しい、または寒いと思いますよね。
逆に真冬日で外が0℃の場合、部屋に入ると温かい、または暑いと思うはずです。
他の例でいくと1万円のバッグがあってヴィトンのバッグだと安く感じると思いますが、ノーブランドだと高く感じると思います。
そういった外的要因によって変化する点を参照点と言います。
株式投資などで始めてプラスとマイナスを行き来している時に比べ、大きく利益を出した、大きく損した時に多少の金額の変動が気にならなくなるのも参照点が変わることによるものです。
絶対点で考える
参照点は状況によって変化していく数値(点)だとすると、絶対点は変化しない数値(点)になります。
つまり、割合で考えるのではなく、絶対値(数値)で考えることになります。
例えば、月20万円の給与収入がある人の毎月の支出が18万円だとします。
この人が昇進し月30万円の給与収入になったとします。
普通の人は給与が上がるに連れて支出が増えていくので、毎月の支出が28万円になりました。
結局、月収が10万円増えていてもその分支出が増えるので、貯蓄が増えないと言うことになってしまうのです。
給料が上がったからその分贅沢するという参照点の変化によって、高所得でも貯蓄0円ということが起こってしまうのです。
逆に給与収入が月30万円になっても毎月の支出を18万円に抑えることが出来るなら、増加した給与収入をまるまる貯蓄に回すことが出来るようになるのです。
その為、生活費などの支出は絶対点で考えなければいけないのです。
参照点は下げにくい
上げてしまった参照点はなかなか下げられません。
何回も贅沢をしてしまうと、 その贅沢が普通なことに感じてくると思います。
一度贅沢を覚えてしまうと、元に戻っただけなのに虚しい気持ちになってしまいます。
生活費に大きな影響がある家賃で考えてみましょう。
お金が無いときは、「バス・トイレ共同」や「薄い壁」、「狭い部屋」など贅沢とは言えない所に住んでいたと思います。
ただ、不満があっても住んでいるうちに慣れてきます。「住めば都」とはよく言ったものです。
そして収入が増えて、家賃の高い部屋に引っ越したとします。
そこは「バス・トイレ別」、「防音壁」、「広い部屋」など入居時はとても幸せに感じたことだと思います。
しかし、しばらく住んでいるとその環境に慣れてしまい、それが普通に感じます。
これは無意識に参照点(生活水準)が上がった状態です。
この状態で、給料が減って家賃の安い部屋に引っ越さなければならなくなった時、虚しく感じてしまいます。
昔の状態に戻っただけなのに、あたかも貧乏になったように感じるのは、無意識のうちに参照点が上がっていることが原因なのです。
参照点は上がりやすく下がりにくいので、「足るを知る*1」ことが大切ですね。
所得が少ないから貯金できない訳では無い
収入が増えていっても貯金が増えない理由として参照点が上がるからだとわかりました。
そうなると、一般的な所得の人でも参照点を上げないことで、ゆっくりですが貯金ができ、資産を増やすことが可能になります。
収入が多ければ多いほど、貯金もし易いですし、余裕のある生活もし易いですが、参照点が上がりきった状態では支出も多いのでお金は貯まりません。
その為、お金に困ったときは収入を増やすことを考える前に、参照点を上げないようにしなければいけないということになります。
どうしたら良いか
答えは簡単です。意識的に参照点を固定すれば良いだけです。
例えば残業代抜きの手取り収入が17万円の人は1ヶ月の生活費を17万円で固定します。
毎月の支出を17万円に固定できたら後はもう何もすることはありません。
残業が多く、手取りが20万円になった月はいつもよりも3万円余分に貯金が出来ますし、ボーナスを丸々貯金することが出来るようになります。
また、参照点(支出)を固定したので毎年の昇給分を貯金に回せるので、より簡単にお金を貯めることが出来るようになります。
参照点を下げるには
参照点を固定するにしても、収入が20万円なのに支出が25万円だとしたら、毎月赤字ですよね。
そこで毎月が黒字になるように参照点(生活水準)を下げる必要があります。
「さっき参照点は下げにくいって言ってなかった?」と言われるかもしれません。
ここでは、虚しくなりにくい参照点を下げ方を考えていきます。
それは固定費を下げることです。
固定費は家賃や携帯料金、保険などがあります。
家賃は引っ越すのではなく、長く住んでいる人は家主に家賃交渉をすれば安くなる可能性があります。
今(2019年)は住宅ローン金利が低いのでローンの見直しで固定費を減らすことが可能になります。
携帯料金は格安SIMに変更することで年間5万円ほどの節約になります。
保険は加入している数にもよりますが、多く加入している方は本当に必要かどうか考えて要らないものは解約していきましょう。
まとめ
収入が増えてもお金が貯まらない理由はお金の参照点が変わることが原因だとわかりました。
逆に考えてば参照点を固定できれば、収入が減らない限り、毎月の貯金額は右肩上がりに増えることになります。
また、参照点を固定していれば、将来の必要資金も予想しやすいです。
参照点を固定して増えた貯金で贅沢をしても良いですが、固定費ではなく変動費で贅沢をするべきです。
家や携帯料金などの固定費にお金を掛けず、旅行や外食、いつもよりちょっと良いものを買うなど、毎月払わなくて良いものにしましょう。
「足るを知る」ことを忘れず、お金に困らない生活にしていきましょう。
*1:足るを知る者は富む・・・満足することを知っている者は、たとえ貧しくても精神的には豊かで、幸福であると言うこと。
3日目有休のすすめ
こんにちは、はや(@haya_investor)です。
皆さんが勤めている会社は有給休暇が取りやすいですか?
私の会社は幸いにも有給休暇が取りやすいです。
有給休暇を取る時は一般的に月曜日(初日)か金曜日(最終日)に取ることが多いと思います。
しかし中日の水曜日(3日目)に有給休暇を取ることにもメリットを感じたのでその理由と有給休暇についてを説明していきます。
- 有給休暇とは
- 有給休暇の日数と条件
- 有給休暇を取る理由と取得日の変更(時季変更権)
- 有休で3連休にするか、3日日に休むか
- 3連休(初日または最終日に有休)のメリット・デメリット
- 3日目有休のメリット・デメリット
- 使い分ければ良い
- おわりに
有給休暇とは
有給休暇は正式には年次有給休暇と呼ばれています。
フルタイム勤務(正社員)の人だと殆どの方が知っていると思いますが、文字通り給与が発生する休暇となります。
有休、年休などとも略すことが出来ます。
有給休暇の日数と条件
有休の日数はフルタイム勤務、短時間勤務によって変わってきます。
有休の付与日数は勤続年数が長くなるに連れて多くなります。
下に表がありますが、これは法律による付与日数のため、会社によってはこれより有休の付与日数が多い会社もあります。
フルタイム勤務(正社員)の有休の付与日数です。
出典:https://hataraquest.com/paid-holidays-days
短時間勤務(アルバイト・パート)でも実は有休が発生するのです。
人が足りていないバイト先やブラックな所では有休は無いと言われることがあるかもしれませんが、法律では有休が付与されているので、有休を取得することが出来ます。
出典:https://hataraquest.com/paid-holidays-days
但し、有休が付与される条件は2つあります。
- 雇い入れから6ヶ月以上経過していること(半年以上勤務していること)
- 全労働日の8割以上出勤していること
「半年以上勤務していない」、「病気や家事都合で2割以上欠勤した」場合は、有休が付与されないので注意してください。
有給休暇を取る理由と取得日の変更(時季変更権)
有休をあまり取らない人に理由を書きたくない、知られたくない人がいると思います。
しかし、会社側は有休取得者に理由を聞く権利はありません。
その為、上司に何を言われようと「私用の為」、「家事都合」で提出しても大丈夫です。
有休を取得する時に却下される事があります。
それはその会社の繁忙期に休まれると仕事が回らなくなるからです。
例えば、運送業では引越しシーズンの3月が繁忙期になりますし、自動車の販売会社では免許を取った学生が多くなる1月〜3月が繁忙期になりやすいです。
繁忙期などで休まれると仕事が回らなくなる場合に、労働者に有休の取得時期を変更して貰うことが出来る「時季変更権」があります。
ただ、時季変更権は基本的に使用されないので、自由に有休を取得してもらっても大丈夫です。
バイトやパートの場合、「代わりの人を準備しろ」を言われる事があるかもしれませんが、人を管理するのは上司の仕事なので、有休取得者が準備をする必要はありません。
有休で3連休にするか、3日日に休むか
前置きが長くなりましたが、ここで本題に入ります。
私も最近まで公休日にと合わせて有休を取ることで3連休にしていました。
3連休も魅力ですが、3日目を休むことで感じたメリットが多かったので比較しながら勧めていきます。
3連休(初日または最終日に有休)のメリット・デメリット
メリット
3連休の一番のメリットとしてまとまった時間が確保出来る事があります。
近場の旅行や遠くに出かける時は3連休の方が余裕を持って行動出来ますし、3連休の最終日は家でゆっくりしようと考えることも出来ます。
また、初日や最終日を有休にする人が多いので、友人と予定が合わせやすいなどのメリットもあります。
デメリット
デメリットは初日または最終日に有給を取る人が多いので、空いているお店が少ないことがあります。
土日を挟むと旅行の宿泊料金が上がったり、イベントがあったりで、ついついお金を使いすぎてしまう可能性があります。
誘惑が多いため、平日休みにしておきたいこと(銀行や役所での手続きなど)を後回しにして、しておきたいことが出来なくなるかもしれないのもデメリットになります。
3日目有休のメリット・デメリット
メリット
一番のメリットは体が楽だということです。
有休で3連休にしていても4日間は連続で出勤しなければいけません。
その点3日目有休は2日出勤したら休みなので連勤が少なくなり、体の負担が少なくなります。
特に肉体労働の人は体の負担が少なくなったことを実感しやすいと思います。
また、水曜日は大きなイベントが比較的少ないので、やらなければいけないことや、自分がしたいことをする時間が確保出来ます。
平日の真ん中なので外出しても空いているお店が多いので、人混みが嫌いな人にはメリットがあると思います。
デメリット
長期連休が出来ないので、旅行や遠くに外出する機会が減る可能性があります。
3連休に比べると1日休みが少ないのでこの点は仕方ないですね。
3日目に有給を取る人は少ないので、最初のうちは同僚に何かあるのか聞かれることが多くなります。これはしばらくしたら無くなるのであまりデメリットにならないかなと思っています。
会社が嫌いな人にとっては休みが終わって次の日が仕事だと憂鬱になりますよね。
休みを挟むので、1週間に2回、気持ちが憂鬱になることがあるのもデメリットになります。
使い分ければ良い
休みと合わせて3連休にするにしても、中日に休むにしても私はどちらでも良いと思います。
有休は労働者の権利なのでどこを休むのか自由に決められます。
私は基本的に3日目に有休を取るようにして、旅行や遠くに外出する予定がある時は3連休にしています。
1回だけでも3日目有休を取って自分に合うかどうか確かめてみてはどうでしょうか。
おわりに
私の職場では家族の予定がない限り、シフトの初日か最終日に有給を取る人がほとんどです。
他の人の考えに縛られずに3日目を有休を取ってみて、色々なメリットを感じたのでこの投稿をしました。
私の仕事は交代勤務なので1週間ごとに勤務体制が代わります。
3日目を休んで次の日が仕事でも、体内時計が狂いにくいので、体の負担も少ないものだと考えています。
交代勤務は寿命を縮めると言われているので、出来る限り体に負担の掛からない働き方を心掛けたいと思っています。
2019年の4月から5日間の有休取得が義務化されます。
そうなると今まで有休が取れなかった人も最低5日間は取得することが出来ます。
3連休には楽しいことが多く心が満たされますが、3日目有休は体が満たされます。
3連休を作ることに拘らず、3日目有休で休みの間隔を短くして体に負担のかかりにくい働き方をしてはどうでしょうか。
【筋トレ】30日チャレンジ スクワット編
こんにちは、はや(@haya_investor)です。
私は社会人になってから自宅で筋トレをしています。
現在は週6でトレーニングをしていますが、週6トレーニングの前に3種類の30日チャレンジをしました。
今回はその30日チャレンジ(スクワット編)の内容を紹介します。
30日チャレンジとは
30日チャレンジとは1種類のトレーニングメニューを1ヶ月間続けるトレーニングになります。
1日目はかなり軽い筋トレになりますが、徐々に強度を上げていくので、トレーニングがマンネリ化しにくい利点があります。
ただ、30日目は本当にキツいです。(笑)
やり遂げることで達成感もありますので、このメニューを是非参考にしてください。
トレーニングについて
通常は1種類のトレーニングを毎日(休みの日もあります)続けるものですが、私は通常のトレーニング+体幹トレーニングを追加しています。
基本的には器具を使用しないので畳一畳分のスペースが有れば出来るトレーニングです。
他のサイトに載っているものの最初の5日間程は、本当に軽いメニューなので私のメニューはその時点である程度負荷がかかる回数から始めています。
なので、最初の1週間は回数が同じになります。
人によって体力が違うので、このメニューから-20回にしたり、+10回にしたりなど調整をしてください。
スクワット編
これはスクワットとプランクのメニューになっています。
正直に言うとこれが一番キツいと思います。
スクワットは私は16kgのケトルベルを持ってゴブレットスクワットをしていました。
女性の方や体力に自身のない方は通常のスクワットから始めてください。
40秒〜スクワットのやり方が載っています。
注意点は4つあります。
- 下げる時に手を前に伸ばしてバランスを取ること
- 背中を丸めないように肩甲骨を寄せる感じで行うこと
- 前または少し上を見ながらすること
- 少しがに股で行うこと
注意点は3つあります。
- お尻を上げすぎ、下げすぎないこと
- 上腕と床が垂直になること
- 手を組んでプランクをしないこと
実際のメニュー表
スクワットは3日して1日休み、プランクは5日して1日休みか、6日して1日休みにしています。
このメニューでキツい方は回数を減らす、休みの間隔を短くするなど各自で調整してください。
終わりに
30日チャレンジは短期間で追い込むので見た目の変化がしやすいです。
30日間やりきった時の達成感もあります。
継続しなければ意味が無くなるので、開始前に自分の写真を撮って体の変化を楽しんだり、30日間やりきった後に自分へのご褒美をしても良いと思います。
体型の変化や、ご褒美などの報酬が無いと人間は頑張れないようになっているので、自分なりにモチベーションの上がる報酬を考えてから開始すると失敗しにくいと思います。
30日チャレンジをきっかけに筋トレを習慣にしてもらえたら嬉しいです。
一緒に30日チャレンジを頑張っていきましょう!
元本保証は存在しない
こんにちは、はや(@haya_investor)です。
投資を始められない、やらない人が好きな言葉として「元本保証」があります。
しかし、元本保証の運用商品は存在しないのでその理由について解説していきます。
元本保証とは
元本保証とは、運用期間中に元本の額が減らない(元本割れしない)ことを保証することです。
例えば、株や投資信託の場合、景気の変動による含み損によって元本割れをしてしまいますが、元本保証の場合は元本の額は減りません。
株や投資信託のリターンが-5%〜5%だとすると、元本保証は0%〜0.1%になります。
なぜ元本保証は存在しないのか
物価上昇
普通預金や定期預金は元本保証だろうと思いますよね。
しかしそれは、数値上の元本保証に過ぎず、実質マイナスになっているのです。
その原因として物価の変動(インフレ、デフレ)があります。
昔に比べてお菓子の量が減った、飲み物の値段が上がったなどがありますよね。
それが物価上昇(インフレ)になるのです。
ものとお金の2つで考えると物の価値が上がったら相対的にお金の価値が下がりますよね。
インフレ=物の価値が上がる=お金の価値が下がる ということになります。
じゃあ、デフレになればお金の価値が上がるんじゃないかと思った人、それは正解です。
しかし、世界において、デフレの国はほとんどありません。
日本は一時期デフレの時期がありましたが、長期的に見ると緩やかにインフレしています。
現にお菓子の量が減ったり、同じ量で価格が上がっているものはインフレによるものなのです。
そのため、国のインフレ率と同じ金利であって、始めて元本保証と言えるのです。
為替変動
もうひとつは為替変動によるものです。
これは海外に行く人でないとあまり馴染みが無いと思います。
NHKなどで今日の為替で、ドル円が1ドル110円40銭などと聞いたことがある人はいると思います。
これは他国の通貨と日本円の交換レートになります。
ドル円の場合は米ドルと日本円の関係を示していて、1ドル100円が1ドル110円になると「円安」となります。
このあたりは難しいのですが、1ドルを何かのものに変えるとわかりやすいです。
例えば1ドルをジュース1本に置き換えます。
ジュースが100円から110円に値上げしたということは物の価値(為替で言うと米ドル)が上がったということになりますね。
物の価値(米ドル)が上がるということは日本円の価値が下がることになります。
物の価値(米ドル)が上がったのでこの場合は円安ドル高となるのです。
これでもわかりにくい場合は、1ドル○○円の数値が大きくなれば円安、小さくなれば円高と考えてください。
為替の影響がある製品は主に輸入製品になります。
輸入製品ではないですが、iPhoneのアプリが2012年頃は80円でしたが、今は100円に値上げしているのは為替変動で円安になったためです。
他にも日本に外国人観光客が増えてきているのは、製品の質が良いこともありますが、為替が円安のため、物が安く買える事も関係しています。
価格と価値の違い
価格とはそのものの値段になります。
これは基本的に変わることはありません。
価格はどんな人にとっても同じだと思ってください。
価値とはその人や環境によって変わってくるものです。
例えば、車は都会の人にとっては無くても問題なくて、価値の低いものだと思います。
しかし、交通機関の発達していない地域(田舎)では車は移動手段として必需品なので、価値が高いものになります。
それ以外にも、お酒が好きの人にとっては高級ワインは値段相応のものになりますが、お酒が飲めない人にとっては、高級ワインはただの高いお酒になります。
このように同じ金額、同じものでも価値は一定では無いのです。
ここで伝えたいことは、元本保証は価格の保証であって、価値の保証では無いということです。
価値が変わらないものはありません。
元本保証にこだわり過ぎて利率の低い定期預金などで運用するのでは無く、リスクを取って資産運用をし、トータルでお金の価値を下げないようにする必要があります。
手数料も考えること
元本保証で一番メジャーなものは普通預金だと思います。
普通預金の利率は0.001%です。
普通預金はほとんど増えませんが、減りもしません。
減らさないためにもATM手数料に気を付けなければいけません。
仮に普通預金に20万円入っていて、ATM手数料を年間1000分払ったとします。
そうすると1000円÷200000円×100=0.5%
資産の0.5%を引かれているので、普通預金は元本保証でも無くなってしまいます。
もし元本保証が好きでお金を減らしたくない人は、銀行の利率よりもその他の手数料に気を付けるようにしてください。
まとめ
元本保証はあくまで、数値上での保証です。
価値は常に変動しているので、それに対応しなければ本当の元本保証にはなりません。
元本保証の商品でも手数料によって元本割れすることは良くあることです。
元本保証ではお金の価値が保証出来ない事を理解して、預金以外の運用方法でお金に働いてもらうようにしていきましょう。
投資と寄付は同じ
こんにちは、はや(@haya_investor)です。
投資と寄付は全然違うものだと思いますよね。
しかし、考え方では同じようなものになるので、その理由について解説していきます。
投資とは
※ここでは株式投資について解説します。
投資は企業にお金を出資することになります。
企業の発展や成長を支援するために自分のお金を出すことになります。
寄付と違うのが、出資した金額に対して数%のお礼を毎年出すことがあります。
それが「配当金」、「株主優待」になるのです。
投資のメリット
投資のメリットは配当金や株主優待によって給与所得以外からの収入が得られることになります。
配当金収入だけで生活費が賄える人もいるくらいです。
最終的に投資した株を売却したら投資しなかった時よりも使えるお金の量はほぼ確実に増えますが、株を一生売却しない場合は、配当金をもらい続けるより、投資した分の貯金を崩す方が使えるお金は多いと思います。
資産を減らさずお金を生み出すシステムと考えてもらえば良いです。
寄付とは
寄付は公共事業や福祉などにお金を出資することになります。
その国や地域の生活が豊かになるためや、人の命を救うために自分のお金を出すことになります。
投資を違うのが、寄付は基本的にリターンが無いということです。
また寄付をした金額は返ってきません。
寄付のメリット
寄付は投資と違い金銭的なメリットはありません。
寄付のメリットとしては、幸せになれるということです。
寄付では無いですが、ご飯をおごったり、プレゼントを上げることも寄付と同じような行動です。
ご飯をおごったり、プレゼントを上げてその人に喜んで貰えると嬉しいですよね。
それより規模が大きくなるものが寄付になります。
寄付によって助かる命があったり、生活が便利になるので、間接的に自分に返ってくることもあります。
間接的に返ってくるとしても寄付した金額に対してのリターンはほぼ0と考えてもらって良いです。
考え方を変える
共通点
投資と寄付で共通している点を考えていきましょう。
それは共に自分のお金を出資していることになります。
出資する目的は違うとしても、結果的には同じ行動(出資)をしていることになります。
どちらも生活防衛資金を除いた余裕資金でしているものなので、無くなっても命に関わることのないお金を使用しているは共通点と言えるでしょう。
投資は企業に、寄付は国に対してそれぞれ貢献していることになりますね。
社会貢献の部類でまとめると同じ行動になりますね。
相違点
投資と寄付ではする目的が違うと思います。
投資は自分への金銭的なリターンも欲しいのでしているものだと考えています。
比率はどうあれ、社会のため:自分のため=50:50 のような感じになります。
それに対して寄付は自分への金銭的なリターンは求めていません。
比率で言うと、社会のため:自分のため=100:0 になります。
ただ、これは金銭的なリターンに対しての比率なだけであり、投資では金銭的なリターンの獲得になりますが、寄付では 心理的なリターン(幸福度)の獲得になります。
なぜ同じなのか
投資は出資している間はそのお金は他人(出資した会社)の物になります。
長期投資をしている人は基本的に「配当再投資」をしていると思います。
それは、投資からの利益を使用していない事と同じになります。
配当再投資を続けていてる場合は、利益を享受していないので結果的に寄付としていることは同じになります。
最終的に利益が貰えるか、貰えないかの違いだけです。
最終的に利益を貰える時(老後など)までは投資も寄付も自分のお金を社会に渡しているだけなので、していることは同じということになります。
使っていないお金は生き金に使う
お金は使わなければただの紙になります。
ただの紙にならない、させない為にも、価値のあるお金の使い方をしなければいけません。
タンス預金が1000万円あっても何も生みませんし、お金が確保できているという安心感しか存在しません。
しかし、そのお金を会社に投資したら企業の成長に繋がりますし、寄付をすることで自治体が豊かになったり、不幸な人を救うことが出来ます。
また、タンスにしまっていたお金を回すことで日本経済の発展にも繋がる可能性もあります。
死に金を生き金に変える為にも、投資や寄付をしてみてはどうでしょうか。
※ただし、生活に余裕が無いのに投資や寄付をすることは勧めません。
あくまで、生活に余裕があり、且つ生活防衛資金が確保出来ている状態になった時に、その使っていないお金の一部を投資または寄付してみてください。
まとめ
投資も寄付も本質的なことは同じです。
自分のお金で社会を発展、豊かにしていることを知ると幸せに感じると思います。
但し自分の今の生活が苦しいのに、企業や国の幸せを願って投資、寄付するのは間違っていると思います。
先ずは自分の生活に余裕が出てから投資や寄付を始めるようにしてください。
投資はリターンがあるので生活に余裕が出来たらすぐにでも始めて、給料と投資からの配当金の2つ以上の収入源を持つようにしていきましょう。
特に寄付は自分に対して物理的、金銭的なリターンが無いので、無理に寄付しようとはせず、したかったらするような感じで、始めてみてください。
誰かに奢るのでも、好きでしていることですからね。
使っていないお金は「生き金」として有効活用できるようにしていきましょう。
老後資金の準備はiDeCoとつみたてNISAだけで十分
こんにちは、はや(@haya_investor)です。
国の年金も減額してきて、老後資金に対して不安がある方は多いと思います。
そこで別記事で毎月2万円積み立てる方法を紹介しました。
しかし、老後資金が2000万円だとまだ不安があるという方にiDeCoとつみたてNISAの併用をおすすめしています。
その理由について解説していきます。
iDeCoとつみたてNISA
最近、テレビでもiDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてNISAが紹介されるようになってきました。
この2つは通常の口座での資産運用に比べて、税金がかからない、もしくは税金をはらうにしてもほとんど払わなくて良いという口座になります。
現在の投資の利益に対しての税率は20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別税0.315%)になります。
その約20%が税金として引かれないため、同じものに投資しても通常の口座(特定口座)より運用結果が良くなるということです。
年金だけでは個人の老後を保証できないので「税金の優遇をするから自分の老後は自分で備えてね」と間接的な国からのメッセージだと思ってください。
なぜこの2つで十分なのか
なぜこの2つで十分なのかというとこの2つで月5万円ほど積み立てることが出来るからです。
仮に30歳で5万円を30年間積み立てて見ましょう。
なんと!5000万円を超えてきましたね。
しかもiDeCoは掛け金、運用益が非課税、つみたてNISAは運用益が非課税なので5000万円は現実的かなと思っています。
60歳の時点で5000万円あり、65歳から少額ながら年金が貰えるとなるともう老後資金に不安を持つことは無いと考えて良いですね。
つみたてNISA終了後(20年後)はどうするか
つみたてNISAは20年しか運用できないから残りの10年はどうするか疑問に思う人もいるはずです。
その場合はつみたてNISAで積み立てていた金額をそのまま特定口座で積み立てれば良いだけです。
特定口座は「税金がかかるからちょっと」と思う方もいますが、利益に対してだけ税金がかかるので税金が引かれるから投資を辞めるのはナンセンスだと思います。
それにお金に余裕がある人は特定口座にすることでつみたてNISAの月の上限の3万3000円以上を積み立てることが出来ます。
3万3000円を30年間非課税(無いですが)で積み立てた場合と、20年間3万3000円を非課税で、10年間5万円を課税ありでシミュレーションしてみます。
30年間非課税の場合、約3300万円になります。
20年間非課税、10年間課税の場合、約3200万円になります。(課税は年利6%から税金分の約1%引いた5%で試算)
こうみるとあまり変わらないですよね。(シミュレーションのツールが違いすみません。)
しかも50代では子供も就職し、お金が貯まりやすい時期だと思うので、老後が不安な人は積立額を多くすることで、老後の不安を無くせると思います。
そのため、つみたてNISA終了後も特定口座でガンガン積み立てていけば問題ないです。
iDeCoは受け取り時に税金がかかる
iDeCoは掛け金と運用益は非課税ですが、受け取る時の金額によって税金を納めなければいけません。
しかし、控除額内に収めることで実質非課税にすることは出来ます。
その方法としては受取方法を併用にして一時金を退職所得控除額内に収まるようにすれば良いのです。
併用は一時金方式と年金方式になります。
控除内で一時金を受け取り、残りを年金として支給してもらえば良いのです。
では退職所得控除額がいくらか計算してみましょう。
勤続年数を30年として計算すると800万円+70万円×(30-20)=1500万円になります。
会社の退職金が500万円と計算しても1000万円を一時金として非課税で受け取れます。
残りの金額も年金で受け取る際は公的年金等控除があるのでiDeCoで積み立てた分の満額を非課税にすることも可能になってきます。
まとめ
iDeCoとつみたてNISAを併用するだけで老後資金の準備が出来ることがわかりました。
iDeCoは受け取り時に課税されますが、控除を活用することで実質非課税に出来ます。
投資ブログを見ていると高配当米国株投資やFX自動売買投資などいろんな手法があります。
老後資金で考えると数十年後に資産が最大化されていれば良いので、iDeCoやつみたてNISAなど税金の繰り延べや非課税を使える商品が一番効率よく資産形成が出来ます。
ただし、iDeCoやつみたてNISAの資産が増えたところで今の生活が楽になることは無いので、投資からの副収入が欲しい方はiDeCoとつみたてNISAとは別で余剰資金で高配当株投資や株主優待投資などをしてみてください。
積立投資の出口を考える
こんにちは、はや(@haya_investor)です。
積立投資の始め方は色々なサイトやブログで紹介されています。
しかし、老後に運用資金を崩して使う時にの方法はあまり紹介されていません。
そこで今回は積立投資の出口(崩し方)について解説していきます。
出口戦略
どんなことでも入り口があれば出口がありますよね。
出口とは目標のことで積立投資では、資産が○万円になったらとか、○歳まで積み立てるなどがあります。
出口戦略はどうやって運用してきた資金を取り崩すか決めることになります。
そこで出口戦略の例を3つ紹介したいと思います。
リアロケーション
リアロケーションは年数を重ねるごとに株式や債券の比率を変更していくことです。
一般的に100-年齢=株式比率が良いとされています。
「100マイナス年齢方式」アセット・アロケーション - K-ZONE money(ケイゾンマネー)
30歳の場合は70%を株式で保有し、残りの30%を債券で保有することになります。
債券はリスク(変動幅)が低いので債券比率を上げると大きく増えはしませんが、逆に大きく減ることも無いということになります。
老後に資産を取り崩す時に資産が大きく減っていることを避けるために年齢に応じて債券比率を上げていくことになります。
リバランスとリアロケーションの違い
リアロケーションはあまり馴染みが無いと思いますが、リバランスを聞いたことがある人は多少はいると思います。
2つの違いを簡単に説明すると
リバランス:資産の変動によって変わった比率を元に戻すこと
(出典:https://www.aeonbank.co.jp/investment/existing_customers/rebalancing/)
リアロケーション:そもそもの資産の比率を変更すること
(出典:https://www.hyakugo.co.jp/tameru/toushin/management/rebalance/)
つまりリバランスは比率を戻すこと、リアロケーションは比率を変更することになります。
定率で解約する(売る)
これは資産の○%を毎年解約(売る)していく方法です。
例えば運用資産の年平均リターンが5%の場合、資産の5%を解約しても1年後の資産は理論上減りません。
運用資産を減らさない方法としてこの定率解約の方法があります。。
定率解約の方法で4%ルールというものがあります。
仮に資産が全く増えなくても100÷4=25年は資産を引き出せることになります。
定額と定率の違い
定率だとわかりづらいから定額の方が良いと言う方もいると思います。
しかし定額解約は、逆ドルコスト平均法になってしまいます。
ドルコスト平均法は高い時に少しだけ買い、安い時に多く買う、積立投資の王道になります。
しかし解約を定額ですると高い時に少しだけ解約し、安い時に多く解約します。
つまり、資産価値が下った時に多く解約してしまい、「高く買って、安く売る」状態になってしまいます。
定率解約では、高い時に多く解約し、安い時に少なく解約するので、資産価値が下っている時に多く解約してしまうことが無くなります。
そのため、解約は定額ではなく定率でする必要があります。
老後の前半は定率で、後半は定額で解約する方法が紹介されています。
必要な分だけ解約する(売る)
定率で解約しても、解約した資金の半分以上を使わなかったらその資金に働いてもらうことが無くなり機会損失になってしまいます。
そのため、必要な分だけ解約する方法があります。
やり方は年金は2ヶ月に1回支給なので、支給されない月に解約する等の方法があります。
それぞれのメリット・デメリット
メリット
資産変動が減るので、未来の資産の取り崩し額を決めやすい
- 定率解約
資産を大きく減らす可能性が減る
- 必要な分だけ解約
資金の機会損失を減らせる
デメリット
確実に資産が減っていくことになる
- 定率解約
相場によって取り崩す資金に変動がある
- 必要な分だけ解約
下落相場では資産を大きく減らすこともある
まとめ
老後の資産の取り崩し方法として上記の3つがメジャーかなと思います。
私個人の意見としては必要な分だけ解約する方法が良いかなと思います。
もし、子供や孫に相続をする必要が無い場合は、資産を減らしてでも残りの人生を有意義に暮らしたほうが良いと思います。
現役時代の積立投資で多少なりとも我慢をしてきたと思うので、その分老後の取り崩す時に存分に楽しめば良いかなと思います。
どの解約方法をするにしても、生活費を安定させておかないと(まぁないと思いますが)老後破産をしてしまう可能性が出て来るので、生活費の把握はしておく必要が出てきますね。